冬至

今日は冬至冬至の祭りを行う国や地域・地方も多いことだろう。ムーミン谷でも冬の女王を送る祭りをトゥーティッキーが密かにとり仕切っていたが、なぜか冬眠から覚めてしまったムーミンとミーがこれに立ち会う話があったように思う。真冬の季節感と冬至意義をたっぷりと表現したの祭りのスタイルだった。
古代ローマでも冬至期間のお祭りがあって、本来夏生まれのキリストの聖誕祭もそのお祭りに同化されて今のクリスマスとなった。だから、「クリスマス」を明治頃には「洋冬至」としていたのは優れた訳だ。

現代のクリスマス期間はクリスマスセールであることがクリスマスの第一の意義だが、そんな歳末セールのピークを迎えようとしている町中に買い物に出た折にも、思わず南瓜や柚子に目がいってしまった。
柚子などどれも同じようなものだが、吟味に吟味して品定めをして、けち臭いと思いつつもやっとの事で一つを選んだ帰り道、地元の顔見知りの奥さんが「もっていきなさいよ」と声を掛けてきて、もぎたての柚子を持ちきれないほどくれたのだった。
 
今日はどこかのニュース映像で見た温泉地のような、それはそれは豪勢なゆず風呂につかることにしよう。

寒さはまだこれからが本番だが、明日からは次第に太陽が回帰してじりじりと日脚の延びる光の季節に向かうことにもなる。